作者は河合莞爾(カワイカンジ)。
【本の帯】
警察小説、未来形!
2020年、世界的なスポーツの祭典と同時に創設された「カジノ特区」。
その暗部には唾棄すべき巨大な悪意が蠢いていた!
君臨する「天使」に審判の刃を向けるべく、凶弾迫る中、刑事・諏訪は汚濁の檻に挑む!
一気読み間違いなし!
予測を裏切る、大興奮! !
最注目の新鋭による、傑作エンターテインメント!
【読後雑記】
武蔵野市の雑居ビルから、一人の老人が転落死するところから物語が始まる。
現場には「黒い天使」のトランプが落ちていた。
主人公の刑事・諏訪は犯罪と見て謎を追うが、直後、埋め立て地にできたカジノ特区「聖洲署」への異動命令が下る。
聳えるタワー、巨大歓楽街、謎の自衛集団、死神と呼ばれる男、そして青眼の天才ギャンブラー伝説・・・。
東京湾に出現した楽園には、地獄の扉が開いていた!
全体的に、不気味な雰囲気が常に漂っている。
暗黒街を操っているボスが誰だかわからないからだ。
半分ほどを読み進めていくと読者には犯人が分かって来るんだが、主人公たちにはわからない。
できる物なら教えてやりたいし、警告してやりたいんだがそんなことができるはずもない。
あんたが信じているそいつは犯人側の人間だし、支援者自体が暗闇の中のボスなんだ!・・と。
仲間が死に、愛する人の命が奪われたことに犯人像が浮かび上がるんだが・・・・・。
ジリッ、ジリッと背中に犯人が近づいてくるような不安を感じながら、それでも読むのを止められない作品だった。
ご無沙汰ですがお元気そうですね。
札幌は現在22℃ですが風が出てきて
涼しいくらいです。
蒸発しそうは凄いですね、そんな夏を感じて
見たいものです。
福岡は、今日も36度を超えました。
昨日の夕立で、気温が28度になって夜は涼しかったんです。
クーラーも扇風機もいりませんでした。
今日の朝も涼しいスタートだったもんで期待したんですが、太陽の上昇とともに気温はグングン上がりました。
今は、クーラーを抱いて寝ています。