2016年06月20日

東野圭吾の夢幻花(黄色いアサガオの秘密)

東野圭吾の作品を読んだのは久しぶりだ。

【本の帯】

花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。

第一発見者の孫娘・梨乃は、祖父の庭から消えた黄色い花の鉢植えが気になり、ブログにアップするとともに、この花が縁で知り合った大学院生・蒼太と真相解明に乗り出す。

一方、西荻窪署の刑事・早瀬も、別の思いを胸に事件を追っていた…。

宿命を背負った者たちの人間ドラマが展開していく“東野ミステリの真骨頂”。

第二十六回柴田錬三郎賞受賞作。

【読後感想文】

東野圭吾は、間違いなく楽しめる作家うちの一人だが、ガリレオシリーズはあまり読んだ記憶がない。

昔は短編だったように思うが、定かではない。

本作品は、本格的なミステリーの王道を行っている。

すなわち、現代に起きた事件が過去と大きく繋がっており、主人公が過去を訪ね歩く内に謎が解けてくるというやつだ。

古くは江戸川乱歩や横溝正史。

彼らは、一族に残る古い因習をテーマにしていた。

宮城みゆきや湊かなえの作品にも、この手法がよく出てくる。

さて、今回の作品。

黄色のアサガオが重要なアイテムで、花を愛する優しいおじいちゃんが殺されるところから始まる。

事件は主人公の初恋の頃まで遡る旅に出だしたところから、面白さのレベルが急にアップする。

謎解きの旅には、美しいアスリートがお供に加わるという味付けだ。

50年前の連続殺人事件や2つの家族に負わされた使命。

そして、黄色いアサガオが根絶した時期は江戸時代まで遡るというストーリー。

最後の謎解きは・・・・・・・。


この物語を読み進むうちに、ミステリーファンの誰でもが胸をわくわくさせることになるだろう。



posted by 田沼 at 20:16| 福岡 ☁| Comment(0) | 読書のススメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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