YouTubeを泳いでいたら、「定年後の人生をどう選択?」というTV番組の録画サイトを発見した。
「団塊の世代は今の世の中を造り上げた人達なんだから、その潜在的な能力は非常に高いはず」という。

それで、アメリカ風に「自分の欠点は長所の裏返し」的な発想で考えることにした。
だって、欠点ばっかり考えていたんじゃ劣等感にさいなまれるじゃないか。
60歳を過ぎて欠点を直そうなんて考えない方が良い。
出来るわけもない。
いっその事、今できることや得意なことをプラスイメージで捉えることの方が効率的なように思う。
誰でも、定年までに培った技術や経験、知識、情報収集・分析、経営力を持っているはずだ。
体力があるというのも、資格があるというのも重要なファクターだ。
読書力や勉強好きというのも素晴らしい能力になるんじゃないだろうか。
そう自己評価をしたら、仕事やボランチィア、趣味の世界に飛び出せばいい。
慌てて何かの団体に加入することはない。
じっくり考えればいいんだ。
時間ならいっぱいある。
私はというと実に欠点だらけで、いつも劣等感ばかりをまとって生きてきたように思う。
人より勝っているものが、皆無のようにも思ってきた。
しかし、定年間近になって「人を褒める」ということに関しては、誰よりも上手じゃないかと気づいた。
「人を褒める」と、皆から喜んでもらえるし、エネルギーもいらない。
しかも、周りが活性化する。
そして、万事がうまくいく。
コーチングの一種かもしれない。
この能力は、定年後の仕事にも大いに役立っている。
しかも、自分自身も楽しく生きられる感じがしている。
やっぱり、定年後は「自分の長所」を無理やりでも設定したがいい。
別に誰かと比べる必要なんかない。
得意な世界で生きていけばいいだけの話だ。
そう限定すると、案外簡単なように思えてくる。