2016年05月24日

凍土の密約 今野敏

また、今野敏が続いてしまった。

今度は、公安外一課の倉島警部シリーズ第三弾だ。

2009年9月の作品だから、7年近く前に出版されたことになる。

【本の帯】

殺人事件の特捜本部に呼ばれた公安部の倉島。

被害者は、右翼団体に所属する男だ。

殺しの手口はダガーナイフで一突きするというプロの仕事。

2日後、ロシアとの密貿易を資金源にしている暴力団員も殺される。

捜査を進めるなか第3、第4の殺人が。

実行犯は元極東ソ連軍の特殊部隊に所属していた人物と推定された。

この連続殺人には、間違いなくロシアが関係している──はたして犯人の目的は何なのか。

この国で好き勝手はやらせない! 大人気警察小説シリーズ第3弾。

【読後感想文】

4つの殺人事件が、一つに繋がったあたりからストーリーが急展開していく。

戦後日本の分割統治に関して交わされたトルーマンとスターリンの密約の謎に群がるソ連のスパイと迎え撃つ公安外事一課。

右翼の大物や公安警察、刑事警察、裏社会の若き組長が交差する。

登場するそれぞれのキャラが光っている。


映画化するなら、主人公のイメージが小栗旬になり、その上司は小日向文世の渋さで演じてほしい。


スローテンポで始まる物語も、後半になるとミステリータッチになってくる。

謎が謎を呼ぶので、読者は本を置くことができない。

おかげで、最後の100ページほどは一気に読み終えてしまった。

やっぱり、今野敏は面白い。

最新刊として、防諜捜査というのが出ているらしい。

さっそく、書店で買い求めることにしよう。




posted by 田沼 at 20:26| 福岡 ☁| Comment(0) | 読書のススメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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