2016年04月26日

渋谷署強行班係 虎の尾

作者は、今野敏。

【本の帯】

渋谷署強行犯係の刑事・辰巳は、整体院を営む竜門のもとを訪れた。

琉球空手の使い手である竜門に、宮下公園で複数の若者たちが襲撃された事件について話を聞くためである。

被害者たちは、一瞬で関節を外されており、空手の使い手の仕業でないかとにらんでいたのだ。

さらに竜門の師匠・大城が沖縄から突然上京してきた。

彼もまた、この事件に興味を持っているらしい……。

傷害事件の犯人を探るため、辰巳、竜門、大城は夜の渋谷へ繰り出したーー。

【読後感想文】

今野敏の警察小説ということで随分期待して読んだんだが、ちょっと間延びした作品のように感じた。


刑事ものというよりは、空手小説と言った方がいいような内容だった。

琉球空手や古武道の記述がいっぱい出てくる。

何度も何度も・・・。

その方面に興味がある人にとっては、たまらない作品かもしれない。

刑事ものにある捜査と推理とを期待する私にとっては、ストーリーに大きな波がなかった様に感じた。


場面は主人公の整骨院とマンション、それに事件現場であり対決現場でもある宮下公園のみと言っていいくらいの狭さだ。

昔、沖縄からやってきた空手家を主人公が倒して、ストーリーは終了。

正直言って、起承転結のなさに閉口してしまった。


ちょっと、今野敏の小説を読み過ぎたのかもしれない。

主人公のキャラやストーリー立てに慣れてしまったのだろう。

しばらくは、他者の小説家に親しんだ後、また今野敏に立ち戻ることとしよう。






posted by 田沼 at 17:50| 福岡 ☀| Comment(0) | 読書のススメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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