
飾り山笠は、福岡市内の14ケ所で7月1日から15日の午前0時まで公開される。
むかしは高さが15メートルほどあった山笠を、そのまま舁いていたらしい。
*福岡では、山笠を担いで引き回すことを「舁く(ひく)」という。
現在の「飾り山笠」は10メートル前後の高さだろうか。
明治時代に電線が敷かれたために、実際に動く「舁き山笠」と展示用の「飾り山笠」に分かれた。

飾り山の櫛田神社に向いた面を「表」とし、その裏側を「見送り」と呼ぶ。
博多人形師による絢爛豪華な人形が飾られ、「表」には武者物といい源平の合戦や戦国時代の武将等をテーマとして製作される。

「見送り」には童話やテレビアニメが題材になることが多く、ここ博多駅では「サザエさん」がテーマになっている。
山笠を見物したら、地下街にもぐって大福うどんで昼食だ。
子どものころは博多駅の近くに住んでいたので、高校からの帰りによく立ち寄ったものだ。

すこぶる甘い稲荷ずしも欠かせないかもしれない。